MIDIメッセージ


 システムエクスクルーシブ・メッセージ

歌唱データ F0 43 79 09 00 50 10 dd ... F7

dd 発音記号
音素区切りは[空白]
音節区切りは[,(コンマ)]
最後は[NULL]
例) o,h[SP]a,j[SP]o[NUL]
LED点灯モード F0 43 79 09 10 04 nn F7

nn 点灯モード  説明
00: 点灯しない  常に消灯状態
01: ドラム  Ch.1、バス、スネア、シンバル系
02: CH.1〜CH.4  各々のノートON/OFFがLED1〜4に対応
03: CH.1  12音階を4分割してLED1〜4に対応
04: ユーザー  ユーザー点灯コマンドに対応
 デフォルトは、01h
LED点灯ユーザーコマンド F0 43 79 09 03 00 nn F7

LED点灯モードがユーザーモードの場合に有効
nnのbit3〜0に割り当て
b3: LED4 (1=点灯/0=消灯)
b2: LED3 (1=点灯/0=消灯)
b1: LED2 (1=点灯/0=消灯)
b0: LED1 (1=点灯/0=消灯)
00hなら全消灯、0Fhなら全点灯
NSX-1リブート F0 43 79 09 01 01 00 F7

NSX-1をリブートする
eVY1 shieldの場合、一瞬LEDが全点灯します
Ver.1.10.2.90 以降 ↓
スピーカーパワーモード F0 43 79 09 02 05 nn F7

スピーカー出力をON/OFFする
内蔵ROMに状態を保存するので約1秒かかる
工場出荷時はOFF
nn
00: OFF  
7F: ON  ボリュームは最大(0[dB])に設定される
ヘッドホンパワーモード F0 43 79 09 02 06 nn F7

ヘッドホン出力をON/OFFする
内蔵ROMに状態を保存するので約1秒かかる
工場出荷時はON
nn
00: OFF  
7F: ON  ボリュームは最大(0[dB])に設定される
マイクパワーモード F0 43 79 09 02 07 nn F7

マイク入力をON/OFFする
内蔵ROMに状態を保存するので約1秒かかる
工場出荷時はOFF
nn
00: OFF  
7F: ON  入力ボリュームは0[dB]に設定される
スピーカー/ヘッドホン
 ボリューム
F0 43 79 09 02 nn dd F7

スピーカー、ヘッドホンのボリュームを設定する
出力段ICへの設定のため若干時間がかかるため楽音再生中の変更はコケる可能性があるので再生初期段階で設定するのが望ましい
nn
00:  SP-L  スピーカー Lch
01: SP-R  スピーカー Rch
02: HP-R  ヘッドホン Lch
03: HP-R  ヘッドホン Rch

dd Gain[dB] dd Gain[dB]
0-3  MUTE  64-67 -15
4-7 -30 68-71 -14
8-11 -29 72-75 -13
12-15 -28 76-79 -14
16-19 -27 80-83 -11
20-23 -26 84-87 -10
24-27 -25 88-91 -9
28-31 -24 92-95 -8
32-35 -23 96-99 -7
36-39 -22 100-103 -6
40-43 -21 104-107 -5
44-47 -20 108-111 -4
48-51 -19 112-115 -3
52-55 -18 116-119 -2
56-59 -17 120-123 -1
60-63 -16 124-127 0
マイク入力ボリューム F0 43 79 09 02 04 dd F7

マイクの入力ボリュームを設定する
出力段ICへの設定のため若干時間がかかるため楽音再生中の変更はコケる可能性があるので再生初期段階で設定するのが望ましい

マイク音がクリップしたりする場合は入力段のここを調整する
マイクはXGパラメータのAD Part 1を使用する
AD PartのVolumeは、この設定の入力値に対してデジタル的に音量を設定する
dd Gain[dB] dd Gain[dB]
0-3 MUTE  64-67 -4.5
4-7 -27.0 68-71 -3.0
8-11 -25.5 72-75 -1.5
12-15 -24.0 76-79 -0
16-19 -22.5 80-83 +1.5
20-23 -21.0 84-87 +3.0
24-27 -19.5 88-91 +4.5
28-31 -18.0 92-95 +6.0
32-35 -16.5 96-99 +7.5
36-39 -15.0 100-103 +9.0
40-43 -13.5 104-107 +10.5
44-47 -12.0 108-111 +12.0
48-51 -10.5 112-115 +13.5
52-55 -9.0 116-119 +15.0
56-59 -7.5 120-123 +16.5
60-63 -6.0 124-127 +18.0
スピーカー/ヘッドホン
 パワーモード要求・応答
F0 43 79 09 10 06 nn dd F7

スピーカー、ヘッドホンのパワーモード状態を調べる
nn dd  説明
00: 00  SPパワーモード状態要求
01: res  SPパワーモード状態応答(res=00:Power down/7F:Power on)
02: 00  HPパワーモード状態要求
03: res  HPパワーモード状態応答(res=00:Power down/7F:Power on)
シリアル転送レート
 変更・要求・応答
F0 43 79 09 10 05 nn dd F7

シリアル転送レートを設定、状態を調べる
設定は内蔵ROMに保存するので約1秒かかる
工場出荷時は31250bps
nn dd
00: set  set=00: 31250bps/01:38400 bps
01: 00  転送レート要求
02: res  転送レート応答(res=設定と同値)
発音キャンセルコマンド
F0 43 79 09 10 07 nn aa bb cc F7

発音キャンセルチャンネル指定
該当ビットを"1"にすると発音しない、"0"にすると発音する
nn 00  発音キャンセル
aa 00-7F  x6543210 ch.7-1
bb 00-7F  xDCBA987 ch.14-8
cc 00-03  xxxxxxFE ch.16-15
※内蔵ROMに保存されるSP/HPパワーモード、シリアル転送レートは設定に時間がかかること、
 ROM書き換えであることより、頻度はあまり高くない方が望ましい


 NRPN


歌唱データ B0 63 71 B0 62 12 B0 06 00

発音記号スタート
B0 63 71 B0 62 13 B0 06 dd

dd 発音記号
音素区切りは[空白]
音節区切りは[,(コンマ)]
例) o,h[SP]a,j[SP]o,
B0 63 71 B0 62 4F B0 06 7F

発音記号エンド


 MIDIメッセージについて

システムの初期化に数秒かかります。
電源投入、リセット後は少し(シールド上のLED点灯が消えるまで)待ってからMIDIメッセージを送って下さい。

MIDIは31250bps(1秒間に31250bit)でデータ転送を行います。
1バイトは10bitで構成されているため、1バイト当たりの転送時間は320[μs]となります。
ノートオンなどの3バイトメッセージは約1[ms]掛かることになります。
歌唱データのシステムエクスクルーシブメッセージが仮に100バイトになったとすると全部転送し終わるのに32[ms]掛かる計算となります。
32[ms]は、耳の良い人なら遅れがわかると言われています。
歌唱データは短くし、ノートオン直前ではなく余裕を持って前倒しに、しかも空いていそうなタイミングに入れるのが望ましいです。

また、音声はピアノ等の他の楽器と比べると立ち上がりが遅いです。
ノートオンのタイミングは、少し早めの方が上手く聞こえるでしょう。
リバーブをかけることで上手に聞こえるかもしれません。(カラオケのエコーと同じ)

いろいろと試行錯誤しながらお楽しみください。
[eVocaloid]楽曲作成1 (Youtube) で楽曲作成の解説がされています。





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