eVY1ボードとパソコンの使い方の簡単説明


eVY1ボードとパソコンの使い方を簡単に説明します。
(絵図をクリックすると拡大表示します)
  1. 接続
    eVY1ボードとパソコン、アンプ付スピーカーまたはヘッドホンを接続します


  2. DTMソフトの起動


     
  3. MIDI設定
    MIDIデバイスは「eVY1 MIDI」を選択します


  4. GM ON設定
    システム・エクスクルーシブでGM ONを入力します


  5. XG ON設定
    システム・エクスクルーシブでGM ONを入力します


  6. 音を配置する
    ドレミファソファミレドと音を置いてみます


  7. 音を出す
    この状態で再生してみましょう

    「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あー」

    と出ましたでしょうか。

  8. 歌詞を入力する
    歌詞変換ページで歌詞を入力しシステム・エクスクルーシブに変換する
    「おはよございます」ではなく「おはよございます」と入力
    歌うように入力します


  9. システム・エクスクルーシブを入力する
    発音が開始される少し手前のタイミングに挿入すること




  10. 音を出す
    この状態でこの状態で再生してみましょう

    「お、は、よ、お、ご、ざ、い、ま、すー」

    と出ましたでしょうか
    ちょっと機械的な歌声ですね

  11. 変化をつける(いわゆる調教)
    @ノートを重ねるとレガートに聞こえます
    Aベロシティを下げてやさしくしてみましょう
    Bモジュレーションを掛けてビブラートさせましょう


  12. エフェクトを掛けてみる
    XGパラメータリストをみて"Reverb HALL L"を設定してみましょう
    ホールで聞いているような響きになったでしょうか



    声単体の発音ならば以上で終わりです
     
  13. バッキングと合わせる場合
    バッキングが重なる場合はもう一工夫必要です
    それは発音タイミングを少し前にズラすこと
    12の状態でバッキングを重ねると発音が遅れて聞こえます
    これは、声の特性上(コンピュータの処理上の問題もある)の問題のようです
    「か(Ka)」や「し(Si)」といった音は"K"や"S"の部分ではなく後ろの母音(a,i)部分で人間の耳は認識するためだそうです
    故に音符の頭に母音が来くるように前倒しにします
    といっても細かくは調整できないので全体を少し前にズラします


 まとめ

そのほかに

「ラッパ」のような「っ」の入った言葉は、「らぱ」と入力し、「ら」をスタッカート気味に短く発音させると「らっ」「ぱ」になります。
「りんご」のような「ん」の入った言葉は、「ん」のベロシティをさげることで「りご」とそれっぽく聞こえます。
「こんにちは」ではなく「こんにち」だったり「にしへひがしへ」ではなく「にしひがし」と音の通りに入力します。
調教は奥が深く、やりだしたらキリがないかもしれません。

皆さん、いかがでしょうか。
ここではごく基本的なことを説明しました。
いろいろと試してみると面白いと思います。


(追記)
ヤマハミュージックデータショップでMIDIデータを購入し、歌詞を入れていくのも良いかもしれません。
その場合歌詞は、多くても20音ぐらいずつ入力しましょう。
システム・エクスクルーシブのデータ長が長いと転送に時間が掛かります。
発音タイミングを前倒しにしたり、レガートにつないだり、ベロシティを変えたり、ビブラートをかけたりと調教してみてください。

※著作権法に違反しないよう個人で楽しんでください





XGパラメータシート:NSX-1MIDI仕様書 (ヤマハ株式会社様 githubサイト 一番下)

ご協力:TAKABO SOFT/Domino



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